ツラの皮
俺の怒りの最因が雑用を終え、腑に落ちないといわんばかりに首を捻りながらコチラに向かってきた。
「ねー。昨日、私はなにやったっての?アンタを襲っただとか、腹踊りしただとか、みんな、私の記憶がないのをいい事にメチャメチャなこと言うんだけど。」
コイツ………
俺の米神で血管がのたうった。
一切合財、覚えてないってどーいうこった。
ゲロと一緒に記憶の全てを流したか?ァア?
「………………クタバレ、ゲロ女。」
「はっ!?何ソレっ。例えそれが事実でも女の子に向かって言う!?口ワルっ!」
ケッ。
思ったことがつい口から出たようだが、知るか。