ツラの皮



撮影所で会って以来、なんだかんだとお互い忙しくて会わず仕舞いで。



―――私のカレシ




なんだよね。た、多分。




彼氏かどうかはともかく、私の好きな相手な事には違いなくて、

そこを自覚して顔を合わせると否応なくドキドキする。




「……ぶっ!!!」




どうしたもんか固まった私に、いきなりジャケットが投げつけられた。



いきなりナンナノ!!!


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