ツラの皮



「ふーん。ま、オマエのオカンの気持ちも分からんでもないな。」




結婚の枠に嵌りきらない穂積クンに一緒にいる相手のほうが確実にキレると推測しての言葉。


だけどそれは穂積クンという男の存在を認めた上の言葉。








あの人は枠という枠に収まりきらない底抜けの自由人。







同感の私も「そーだねー」と返しながら、



決めた、




このお金の使い道。




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