多重人格彼女。

俺の住んでいるアパートはとても古く、壁が薄い。

足音や玄関の開け閉め、テレビの音なんかは

結構筒抜けだったりする。


あの可愛い隣人の部屋では

よくがやがやと話し声などが聞こえた。

時々子供の声の楽しそうな声も聞こえて、

おどおどしてたけどやっぱり女の子だなぁ


そんなことを考えていた。






あるとき、遊佐さんは

毎回決まった時間にゴミ出しをしていることに気づいた。
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop