溶ろけるよーな恋しない?
私は、そっ…と、悠斗のサラサラな髪の毛を触った
「うぉー…めっちゃサラサラ!」
私は起こさないように小声で言った。
悠斗はそれでも起きなかったので
私の悠斗観察タイムは続いた。
今度は撫でるように髪の毛を触った。
「ちょっ……もう、限界…。」
「えっ!?ちょっ、悠斗?」
私は、気付いたら悠斗の腕の中にいた。
「お前なんなんだよ、マジで…」
悠斗がぼそっと呟いた。
「も、もしかして、起きてました?」
私は自分のしたことが恥ずかしくて敬語になる。
「うん、あらまぁ…らへんから」
って!ずっと寝たフリだったのかよ!
「…」
「何すんのかなーって思ったら、いきなり髪触ってくるし…まじ、理性飛ぶだろ。」
「理性?」