溶ろけるよーな恋しない?
★実行委員
―放課後
「奈恋、一緒に帰ろうぜ。」
と、悠斗が話しかけてきた。
「あ、ご、ごめんね。今日は「奈恋ちゃんは、おれと一緒に実行委員会いかなきゃいけないんだぁーーー!」
「え?太陽君?」
私が悠斗に実行委員会あるんだと言おうとした言葉にかぶせて
太陽君が悠斗に言った。
ていうか、私の肩に腕廻してるし・・・。
クイッ
「え?」
いつのまにか私は、太陽君じゃなくて悠斗の腕の中にいた。
「こいつ、俺のモンだから。覚えとけよ。」
キュンッ///
じゃなくて!!!!
「私は誰の“モノ”でもありません!!!」
「そそ♪奈恋ちゃんをモノ扱いするなんてひどいよ!
ほらほら、早く行かないと委員会はじまっちゃうから。」
時計を見ると、委員会が始まるまであと5分。
「や、やっば!!!!ごめん悠斗!今日は先帰ってて?
じゃあね!」
と、悠斗に手を振って走る。
「…お前を、俺のモノにしてぇんだよ・・。」
と、悠斗が呟いてるとも知らずに・・・。