5人のヤンキーに守られて

爽「だから……ケイタイ教えろっつてんだよ」

『えっ?あぁケイタイ?うん……いいよっ』

そして私達は赤外線でメアドを交換した。

そしたら爽くんがケイタイの画面をずっとガン見してる。

なんか私のアドレス変?

普通のはずなんだけど……

『オーイ!爽くん!なんか私のアドレス変?』

爽「えっ?い、いや……わりぃ……じゃ帰るわ……じゃあな!」

『……?う、うん!バイバイ』

そう言ってるときにはもうすでに爽くんはバイクにまたがっていた。

……はやっ!

今さっきも思ったけど……ほんとはやいよ!
すると爽くんはこっちを振り返って言った。

爽「さみーからはやく中入れ……」

『えっ?あっうん!じゃバイバイ!』

私は家に入ったけど……なんか分かんないけど気になってもう一度外に出てみた。

だけどもうそこに彼の姿はなかった。

あーあ……もう行っちゃったか……
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