5人のヤンキーに守られて



「オラ!静かにしろ!次赤谷香奈(アカタニカナ)!」


「あっ!はいっ……あ、赤谷香奈です!よ、よろしくお願いします!」


香奈ちゃんかぁ~
眼鏡とっても可愛いだろうなぁ~
あと三つ編みも!


えっ!男子達次はシーンとしてる!
先生に怒られたからかなぁ?


「次秋田緒都(アキタオト)」


「はい……秋田緒都です。よろしく♪」


男子「「可愛い~」」


えぇぇ~!!


先生に怒られたからやめたんじないの!?


香奈ちゃんが可哀想だよ!


そして先生は次々と進めて。


「次阿部陽(アベヨウ)」


ん?いないじゃん!


「ん?いないのか!?陽は……」


先生呼び捨て!?


そしてまた先生は次々と進めて。


か行まできた。


「次神埼爽」


男女「………………」

え~またいないじゃん!!

てか!神埼爽?まさかあの爽くん?まさかねぇ~
ありえない、ありえない!

梨菜「ごめん!晃!爽、学校には来てるんだけど……あのバカ」

え~!神埼先生まで呼び捨てでしかもバカって言ったよ……それに青樹先生の事、晃って呼び捨てにした!

どうなってるんだろ?この高校……

そして周りを見てみると……

あっ皆固まってる……

晃「梨菜……生徒達が固まってる。」

梨菜「えっ?あぁごめん!言うの忘れてました!爽はあたしの弟です。」

へ~弟なんだぁ……

まぁ確かに……名字一緒だしね……

てか!青樹先生まで神埼先生の事、梨菜って呼び捨て?

晃「じゃ次菊田悠(キクタユウ)」

またいないの?

晃「悠もいないのか……」

またもや先生は次々と進めて。

さ行まできた

晃「次佐渡圭(サワタリケイ)」

圭「はい……佐渡圭です。よろしく」

佐渡くんかぁ~

晃「次関口珠洲」

ふ~ん佐渡くんかっこいい!

晃「おい……関口珠洲!」

ほへ?今聞き覚えのある名前がって私か!

『へ?あぁすいません!関口……』

ガラガラ……ん?何?私の自己紹介消されたよ?
どこぞの誰かさんに自己紹介消されたよ?

悠「ふぁぁ~眠っ!ダリィ~」

な、なに~!私だって眠いわ!それにダルいわ!……自己紹介消しておいて……このクソヤロー!

しかも赤髪、金髪、焦げちゃ、まぁ焦げちゃはフツーか……

それにしても赤って!

ん?赤髪?誰かに似てる?

晃「オラ!爽!陽!悠!自己紹介をお前らが消したんだぞ!」

爽「んぁ?晃さん?」

晃「あぁそうだ……」

何この状況?赤髪?

梨菜「コラ!爽!陽!悠!自己紹介があんた達3人に消されたのよ!いい加減にしな!」

爽「ん?梨菜?へ?もしかして副担?」

赤髪が神埼先生に聞いた。

梨菜「そうよ!悪い?あたしが副担じゃ」

すると3人が……

爽 悠 陽「「「うわぁ最悪~!」」」

梨菜「うるさい!いいから皆に謝りな!あんた達3人!」

ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!

爽 悠 陽「「「いってぇ~!」」」

うわ!神埼先生げんこつした!なんかすごい……この人達……チラッと爽って人がこっちを見て言った。

爽「すまん……」

すると爽って人は机に突っ伏して寝始めた。

晃「ごめんなぁ~関口自己紹介を進めてくれ……」

『あっ!はいっ……関口珠洲です。よろしく♪』

男子「「可愛い~」」

うぇ~!男子気持ち悪いわぁ!

意味わかんない!

私全然可愛くないし!

そうブツブツ言ってるといつの間にか自己紹介が終わっていた。

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