二人の王子と地味な私と
二人の王子様
「……ありがとう…ございます…」
私は何だが悔しくなりながらお礼を口にした。
またどうせ皮肉が返って来るのだと思っていたのだが、拓哉くんはにっこりと笑ったのだ。
「嫌がったり、お礼言ったり、変なやつ…っ!!」
「な、だって、お礼は必要でしょ!」
「な………」
「まぁ、いいじゃないか!!さぁ、ご飯を食べよう!!」
あ、そういえば!!
こんなことをしている間にも刻々と時間は過ぎて行く。
私は急いで
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