3月9日
「はい」と言って、死神はケータイを桐谷に渡した。
「あぁ?!お前、死神だろ?!死神のする事か?これ?!」
と叫びながらも、ケータイを受け取ると耳に当てた…
『…桐谷さん?今日カゼで休むって聞いたけど、大丈夫ですか?』
「あ、ああ…いや…どうやら私は今日、死ぬらしい…」
『え?!桐谷さん、気は確かですか?』
「ああ、そんな事より、委員長に聞いて欲しい事が、あるんだ…」
『そんな事って…冗談を言うなんて、めずらしいですね…』
「冗談か…フッ…冗談なら良かったんだが…委員長、今までいろいろ迷惑かけたな…ヤンキーの私に良くしてくれてありがとう…ず、ずっと、す、好きだったぞ…じゃあな、長生きしろよ!」
『え?!桐谷さん、ちょっと待っ…!』
何か言おうとしている緑川を無視して、桐谷は電源を切った…
「…いいんですか?返事を聞いておかなくても…」
「ああ…どちらにしても、切なくなるだけだろ…?」
「…そうですね…」
「あぁ?!お前、死神だろ?!死神のする事か?これ?!」
と叫びながらも、ケータイを受け取ると耳に当てた…
『…桐谷さん?今日カゼで休むって聞いたけど、大丈夫ですか?』
「あ、ああ…いや…どうやら私は今日、死ぬらしい…」
『え?!桐谷さん、気は確かですか?』
「ああ、そんな事より、委員長に聞いて欲しい事が、あるんだ…」
『そんな事って…冗談を言うなんて、めずらしいですね…』
「冗談か…フッ…冗談なら良かったんだが…委員長、今までいろいろ迷惑かけたな…ヤンキーの私に良くしてくれてありがとう…ず、ずっと、す、好きだったぞ…じゃあな、長生きしろよ!」
『え?!桐谷さん、ちょっと待っ…!』
何か言おうとしている緑川を無視して、桐谷は電源を切った…
「…いいんですか?返事を聞いておかなくても…」
「ああ…どちらにしても、切なくなるだけだろ…?」
「…そうですね…」