アイツには惚れない!
もう会話できないこの人!!
無視してそのまま切符を改札口に通してホームから出る
そのまま家に帰ろうと足を進めると後ろからあの男がついてきた
「なんなんですか?」
「だから連絡先、教えてって言ってるんだろ」
「教えません。」
「何でだよ」
つまらなそうに口をとがらせる大城をみて私は大きくため息をついた
そしてたまったストレスを吐き出すように大きく息を吸って
「だからっ、私はあんたに構ってるほど暇じゃないのよ!!」
そう叫んでから駅の前に止まっているタクシーに乗り込んですぐにその場を離れたのだ
この時の私は知らない。あの男がその一言によって私に本意で興味を持ってしまったことを