たとえ愛なんてなかったとしても
「まだ好きになれるか分からないけど......。
それで、私エリックさんを好きでいるのやめようと思うんです」
「うん......?」
「私、今まで自分のことしか考えてなかった。
誰がどう思うとどうでもいいって思ってたんです。
でもそんなことしてたって、やっぱり寂しくなるだけなんです。
本当は心から信頼できる友達がほしいのに」
「え......ちょっとまって、ごめん。
もう少し落ち着いて、順番に話せる?」
膝の上の手を丸めて、早口になるミヒ。
なんとなく言いたいことは分かるけど、俺も一を聞いて十を知るタイプではないから思考が追い付いていけない。
えっと。エリックさんを諦めようと思ってて、それは信頼できる友達がほしいからで......。
それで、私エリックさんを好きでいるのやめようと思うんです」
「うん......?」
「私、今まで自分のことしか考えてなかった。
誰がどう思うとどうでもいいって思ってたんです。
でもそんなことしてたって、やっぱり寂しくなるだけなんです。
本当は心から信頼できる友達がほしいのに」
「え......ちょっとまって、ごめん。
もう少し落ち着いて、順番に話せる?」
膝の上の手を丸めて、早口になるミヒ。
なんとなく言いたいことは分かるけど、俺も一を聞いて十を知るタイプではないから思考が追い付いていけない。
えっと。エリックさんを諦めようと思ってて、それは信頼できる友達がほしいからで......。