たとえ愛なんてなかったとしても
「炎彬さん、おつかれさまです。
もう終わったんですか?」
「まだ」
あー......これはまだ怒ってるな。
今日はMVの撮影日。
そろそろ俺とキャシーの二人のシーンを撮影するからと呼ばれて、廊下を移動中に。
男が着替える方の部屋からちょうど炎彬さんが出てきて、挨拶をしたら、目も合わせないでそっけない態度をとられた。
普段からそこまでテンションの高い人ではないけど、これは明らかに怒っている。
数日前からずっとこの態度だ。
それもすべて、俺が炎彬さんの面子をつぶしてしまったせいだろうな。
考えてみれば理不尽なような気もするけど、俺が悪い部分もあったし、しばらくは仕方ないか......。
もう終わったんですか?」
「まだ」
あー......これはまだ怒ってるな。
今日はMVの撮影日。
そろそろ俺とキャシーの二人のシーンを撮影するからと呼ばれて、廊下を移動中に。
男が着替える方の部屋からちょうど炎彬さんが出てきて、挨拶をしたら、目も合わせないでそっけない態度をとられた。
普段からそこまでテンションの高い人ではないけど、これは明らかに怒っている。
数日前からずっとこの態度だ。
それもすべて、俺が炎彬さんの面子をつぶしてしまったせいだろうな。
考えてみれば理不尽なような気もするけど、俺が悪い部分もあったし、しばらくは仕方ないか......。