たとえ愛なんてなかったとしても
若干トラブルはあったけど、炎彬さんはいいんだ。
出てきた部屋で着替えか休憩か、なにかしてたんだろうし、特に不自然もない。
でも。その後にエリックさんが女メンバーが着替える方の部屋から出てきたのは、どういうこと?
いったいなにやってたんだ、あの人。
不審に思いながらも、何となく聞けずにエリックさんの背中をただ見送る。
そのすぐ後に、ミヒが同じ部屋から出てきて、何度か声をかけても、心ここにあらずといった様子で去っていってしまった。
なんなんだよ、二人で何やって......。
「気になる?」
わけもわからず、大胆なブルーのミニドレスをきたミヒの後ろ姿をみつめていると、後ろからキャシーに声をかけられる。
「そりゃ気になるだろ......」
キャシーの方を見ずに、背を向けた体勢で答える。
ミヒよりさらに目のやり場に困る、刺激的な衣裳をきたキャシー。
大胆に胸元が開いたミニ丈の真っ赤なドレスに、くるくるした明るい色の髪を全て下ろして。
真っ白な肌に、透明の赤いグロスがよく似合ってる。
目のやり場に困るとか言いながら、しっかり細かいところまで見てるじゃないかとか言われないように、なるべくキャシーの方は見ないようにしている。
あれからお互い普通に話したりはするけど、からかわれて平常心でいられるほど、まだ俺は割り切れていないから。
出てきた部屋で着替えか休憩か、なにかしてたんだろうし、特に不自然もない。
でも。その後にエリックさんが女メンバーが着替える方の部屋から出てきたのは、どういうこと?
いったいなにやってたんだ、あの人。
不審に思いながらも、何となく聞けずにエリックさんの背中をただ見送る。
そのすぐ後に、ミヒが同じ部屋から出てきて、何度か声をかけても、心ここにあらずといった様子で去っていってしまった。
なんなんだよ、二人で何やって......。
「気になる?」
わけもわからず、大胆なブルーのミニドレスをきたミヒの後ろ姿をみつめていると、後ろからキャシーに声をかけられる。
「そりゃ気になるだろ......」
キャシーの方を見ずに、背を向けた体勢で答える。
ミヒよりさらに目のやり場に困る、刺激的な衣裳をきたキャシー。
大胆に胸元が開いたミニ丈の真っ赤なドレスに、くるくるした明るい色の髪を全て下ろして。
真っ白な肌に、透明の赤いグロスがよく似合ってる。
目のやり場に困るとか言いながら、しっかり細かいところまで見てるじゃないかとか言われないように、なるべくキャシーの方は見ないようにしている。
あれからお互い普通に話したりはするけど、からかわれて平常心でいられるほど、まだ俺は割り切れていないから。