たとえ愛なんてなかったとしても
ミヒから仲良くなりたいと言われた時、嬉しかった。
仕事上だけの関係ではあったけど、長い時間を一緒に過ごし、メンバーの中でたった一人の同性ということもあって。
私たちの間は険悪でも、それでもどこかで信頼していたし、特別な存在ではあったから。
だから、嬉しかったの。
けれどすぐにそれは憎しみに変わったわ。
今までよりも、さらに深いものに。
だってそうでしょ?
私と仲良くなりたいと言ったのに、どうして俊輔と付き合ってるの?
私のお気に入りだってこと、知らなかったわけじゃないでしょう?
ミヒが本気で俊輔のことを好きなら、別にいい。私にとやかく言う権利もないし、それにどうしたって私は俊輔の望む彼女にはなれないから。
私よりも、一途で優しい女と付き合って俊輔が幸せになってくれるなら、それが一番だもの。
だけど、ミヒは違う。
エリックのことが好きなくせに、あなたと付き合ってる。
ただ寂しいだけなら、何も俊輔じゃなくてもいいのに。他にいくらでもいるのに。
どう好意的に解釈しようとしても、私への嫌がらせとしか思えない。
仕事上だけの関係ではあったけど、長い時間を一緒に過ごし、メンバーの中でたった一人の同性ということもあって。
私たちの間は険悪でも、それでもどこかで信頼していたし、特別な存在ではあったから。
だから、嬉しかったの。
けれどすぐにそれは憎しみに変わったわ。
今までよりも、さらに深いものに。
だってそうでしょ?
私と仲良くなりたいと言ったのに、どうして俊輔と付き合ってるの?
私のお気に入りだってこと、知らなかったわけじゃないでしょう?
ミヒが本気で俊輔のことを好きなら、別にいい。私にとやかく言う権利もないし、それにどうしたって私は俊輔の望む彼女にはなれないから。
私よりも、一途で優しい女と付き合って俊輔が幸せになってくれるなら、それが一番だもの。
だけど、ミヒは違う。
エリックのことが好きなくせに、あなたと付き合ってる。
ただ寂しいだけなら、何も俊輔じゃなくてもいいのに。他にいくらでもいるのに。
どう好意的に解釈しようとしても、私への嫌がらせとしか思えない。