たとえ愛なんてなかったとしても
控え室のドアを開けた瞬間に案の定というか、予想通り、韓国人メンバーのミヒの怒鳴り声が聞こえた。
「いつも言ってるでしょ!!
アンタみたいないい加減な人がいるおかげで、真面目に生きてる人が迷惑するのよ!
もう......なんでアンタみたいな人と同じグループなの。
メンバーじゃなかったら、関わりたくもないわ」
「気が合うわね。
私もあなたみたいな人、大嫌いよ。
私はこれでもマジメに生きてるつもりだけど?
ミヒの言うマジメに生きるっていうのは、どんなこと?
ねえ、教えてよ」
きつく見えるつりぎみの目をさらに吊り上げて、今にも殴りかかりそうな勢いのミヒと。
対照的に、挑発するように笑いながら、ぽってりとした唇に真っ赤なグロスを塗り直す、中国系カナダ人のキャシー。
この二人は本当に、外見も性格も正反対だと思う。
真っ黒のストレートロングの髪でスレンダーなミヒは、クールビューティーが売りでお堅い性格。
対してキャシーは、きれいに巻かれた明るい茶髪のロングヘアで、セクシーが持ち味で自由奔放だ。
「いつも言ってるでしょ!!
アンタみたいないい加減な人がいるおかげで、真面目に生きてる人が迷惑するのよ!
もう......なんでアンタみたいな人と同じグループなの。
メンバーじゃなかったら、関わりたくもないわ」
「気が合うわね。
私もあなたみたいな人、大嫌いよ。
私はこれでもマジメに生きてるつもりだけど?
ミヒの言うマジメに生きるっていうのは、どんなこと?
ねえ、教えてよ」
きつく見えるつりぎみの目をさらに吊り上げて、今にも殴りかかりそうな勢いのミヒと。
対照的に、挑発するように笑いながら、ぽってりとした唇に真っ赤なグロスを塗り直す、中国系カナダ人のキャシー。
この二人は本当に、外見も性格も正反対だと思う。
真っ黒のストレートロングの髪でスレンダーなミヒは、クールビューティーが売りでお堅い性格。
対してキャシーは、きれいに巻かれた明るい茶髪のロングヘアで、セクシーが持ち味で自由奔放だ。