たとえ愛なんてなかったとしても
「ここ以外で生きていけていけないって自分で自覚してるなら、どうすればいいか本当は自分でも分かってるだろ」
「分かってる......。
でもどうしたらいいのか、何を話したらいいのか分からないんです。
怒ったらいいのか、悲しんだらいいのか。
それとも許すことが正解なのか、分からない」
声を震わせながら、絞り出すように言葉を発したミヒはひどく頼りなかった。
カメラの前や、ステージで見せる姿からは想像もできないほどに。
「何が正解かなんて、誰だって分からないだろ。
何をすればいいか分からないなら、目の前のことをやってみたら」
数学のように答えが一つだけなら、何が正解か決められているのなら、誰も苦労はしない。
俺だってそうだ。
答えなんて見つからないまま、何のために生きてるのかも分からないまま、だ。
「目の前のこと......?何の意味があるかも分からないのに?」
「ああ。
正解じゃなくても、意味なんてなくてもいいだろ。ここにいたいと願うなら、目の前のことをやるだけだ」
「分かってる......。
でもどうしたらいいのか、何を話したらいいのか分からないんです。
怒ったらいいのか、悲しんだらいいのか。
それとも許すことが正解なのか、分からない」
声を震わせながら、絞り出すように言葉を発したミヒはひどく頼りなかった。
カメラの前や、ステージで見せる姿からは想像もできないほどに。
「何が正解かなんて、誰だって分からないだろ。
何をすればいいか分からないなら、目の前のことをやってみたら」
数学のように答えが一つだけなら、何が正解か決められているのなら、誰も苦労はしない。
俺だってそうだ。
答えなんて見つからないまま、何のために生きてるのかも分からないまま、だ。
「目の前のこと......?何の意味があるかも分からないのに?」
「ああ。
正解じゃなくても、意味なんてなくてもいいだろ。ここにいたいと願うなら、目の前のことをやるだけだ」