たとえ愛なんてなかったとしても
たまに自分の意見を発言する人もいるけれど、自分では正しいと思っていたとしても、もしも仮にそれが真実であったとしても。

一般人とは違う有名人の発言は色んな人に影響があるし、偏った発言に傷つく人だっている。

たくさんのファンを傷つけてまで、最悪仕事を失うリスクをおかしてまで、そうまでして発言しなくちゃいけないことなのか。

それが自分の考えなのか、何かメリットがあって発言するのかよく分からないけど。


結局ちょっと頭の悪い振りをして、分からない振りしているのが、一番賢いのかもしれない。

どっちつかずだ、自分の考えはないのかと批判されるかもしれないけれど、他にどうすればいいのか私には分からないもの。


この世界にいれば、そんなことばかりだ。
言ってはいけない暗黙の了解に、本心さえも言えず、嘘ついて、ごまかしてばかり。

正しいと信じてきた常識でさえ、簡単にくつがえる。


色んな人が色んなことを言っていて、何が正しいのか正しくないのかも分からないこの曖昧な世界で、これからも私は曖昧に生きていかなくちゃいけない。

そうやって、生きていかなくちゃいけない。


やめたいと、やめてやろうと何回思ったか分からないけれど、それでもこれからも、そうやって生きていく。


プライベートまでうりにしなきゃいけないのが辛くて、辛くて仕方なかった。

本当の自分を見せられないのが、苦しくてしょうがなかった。
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