たとえ愛なんてなかったとしても
「こんなとこで何してるのー?
中、入らないの?」
メールを送った張本人の俊輔くんがなぜか楽屋の前で立ちすくんでいたので、声をかける。
「ああ......英俊を待ってたんだ。
この前言ったこと、今日実行しようと思って。
だから、協力してほしいんだけど」
「えー? あれ本気だったの?
無理だよ、絶対無理!
やめときなよー。
疲れるだけだよ?」
アドレスを交換した後に、俊輔くんが言っていたことを思いだし、すぐに否定した。
だって、どう考えたって無理だと思うんだ。
うちのメンバーの仲を良くする、なんて。
仲良くなれるなら、とっくになってるよ。
「そうかもしれないけど......、いくら何でもこのままじゃまずいと思うんだ。
アドレスも知らなかったなんておかしいだろ?
もう少しお互いのことを知る努力が必要じゃないか?」
だったら、キャシーちゃんにアドレス聞けたの?と聞くと、聞けてないと気まずそうに答える俊輔くん。
なんだよー、知る努力が必要って言っておきながら、結局は口だけなんじゃん。
相変わらずウジウジしてるなぁ。
中、入らないの?」
メールを送った張本人の俊輔くんがなぜか楽屋の前で立ちすくんでいたので、声をかける。
「ああ......英俊を待ってたんだ。
この前言ったこと、今日実行しようと思って。
だから、協力してほしいんだけど」
「えー? あれ本気だったの?
無理だよ、絶対無理!
やめときなよー。
疲れるだけだよ?」
アドレスを交換した後に、俊輔くんが言っていたことを思いだし、すぐに否定した。
だって、どう考えたって無理だと思うんだ。
うちのメンバーの仲を良くする、なんて。
仲良くなれるなら、とっくになってるよ。
「そうかもしれないけど......、いくら何でもこのままじゃまずいと思うんだ。
アドレスも知らなかったなんておかしいだろ?
もう少しお互いのことを知る努力が必要じゃないか?」
だったら、キャシーちゃんにアドレス聞けたの?と聞くと、聞けてないと気まずそうに答える俊輔くん。
なんだよー、知る努力が必要って言っておきながら、結局は口だけなんじゃん。
相変わらずウジウジしてるなぁ。