ホワイトチョコ×ビターチョコ
「瑠夏ごめんね、席代わってあげたいんだけど…」
「いいもーんっだ」
今は昼休み
あれから休み時間になるたび
日菜は謝りにきてる
いまだにあたしは拗ねたままです…
お昼ご飯のパンにかぶりついていた
別に日菜が悪いわけじゃないのに
あたしってばほんとお子ちゃまだな
なんでこうも神様は
あたしに冷たいのでしょうか…
「ほら、あたしの焼きそばパン一口あげるから」
「いいのっ!?」
「でもこれで許してくれる?」
「うんっ!!」
ほらまたお子ちゃまなあたしが…
日菜の焼きそばパンを頬張って
一人で幸せを感じてるあたし
なんか待てさせられてた犬みたいじゃんか
そんなこんなで
あたしの席替えは終わったのでした