ホワイトチョコ×ビターチョコ
瞬きを何回もして見つめてくる
そんな可愛い顔で見てくんなよ…
俺の心臓が高鳴るのがわかった
この沈黙なんなんだよ…!
その沈黙を破ったのは工藤瑠夏だった
「え、あ、夢じゃない…!」
自分の頬をつねりながら意味深なことを言う
「え?夢じゃないって?」
「なんでもないです!相沢君おはよ!」
「…?ん、おはよ」
―――――キーンコーンカーコーン。
チャイムが鳴り響くと同時に
慌て始めて教室へ向かう準備をし始めた
「相沢君チャイム鳴ったよ?早く教室行かなきゃ!」
「あー…俺はサボるからいいよ」
「え?サボるの?」
「うん、一緒にサボる?」