ホワイトチョコ×ビターチョコ


授業が終わるとすぐあたしの席にきた日菜


いつもなら「疲れたよぉー」とか言って


日菜に思いっきり抱きついてるところ


でも今日のあたしは不機嫌なのです



「瑠夏ごめんってー」



「日菜のバカ、バカちん…」



あたしを見て笑いながら謝ってくる日菜


この人絶対反省とかしてないし


その前に悪いとも思ってない…絶対に



「まぁ宿題手伝ってあげるからそんな怖い顔しないでよー」



「言ったからね!?ちゃんと手伝ってね!?」



必死に日菜にしがみつけば


日菜は苦笑いを浮かべた



「んで、なんかあったの?」



「ん?なにかって?」



「もちろん相沢海とに決まってんじゃん」



あたしはほんとに単純だって思った







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