空色満開
「どうして!?
私たち家族じゃ「家族?笑える」

私の言葉は麻琉の言葉で消された。


「私の家族はあなたもあなたの両親でもない。
私には“家族”なんていないし必要だとも思ってない。」

麻琉の瞳は深い漆黒のようだった。



あの元気で、



明るくて、


私の後ろばかり追いかけてた麻琉はどこに行ったの?






誰が麻琉をこんなにしてしまったの?
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