シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
私は、悠チャンが気が済むならと思い逃げなかった…


美優が悪い…。

美優が悪い…。





――その時は、怒られたり殴られたりで、完全自分が悪いのだ…と思いこんでいた。


それが悠チャンの愛し方なんだと…


今ならそんなの愛じゃないって分かるけど、


その頃は気付く事が出来なかったのだ。





殴られた後、


私の顔は腫れ上がり、


体には沢山の内出血、


そして大量に抜けた髪の毛が散らばっていた――。





(もう…、許してくれた…?殴ってゴメンて抱きしめてくれるの……?)


だか、


悠チャンは、アザだらけの美優を見て笑っているのだ…


…コワイ………。



その時初めて身の危険を感じたのだった―――。
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