シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
そして悠チャンの『帰れ』の一言で、


私は迷わず家を飛び出した…


車に着いて乗り込んだ瞬間に、悠チャンからメールが届いた。




《傷治ったらもう別れような。》


…ヒドイよ……。


こんなに好きにさせといて…、


いっぱい傷つけて…、


私は悠チャンの家へもう一度戻り、床に倒れ込んでわんわん泣きまくった―――。


その泣き方は、自分でも狂ってしまっているようだと思った…。


…だって、こんなに大声出して泣いた事なんてない。


そんな美優の姿に驚いたのか、悠チャンもキョトンとしていた…





――その時はもう、美優の心は壊れてしまっていたんだね…


私は、それ以上我慢するのが、とても辛くなっていた――。
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