シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
最初は、あんなにキレイな自然と星の中で育った人がそんな事するわけない…


そう信じていた――。


だけどそれを聞いて、


初めて悠チャンと別れてよかったのかもしれない…


そう思ったのだ――。




…いつか、まだ悠チャンと付き合ってる時にお姉ちゃんに言われた事がある。


『美優、最近ケータイと無表情で睨めっこばっかりして笑わなくなったよ…』



私は自分でも気付かないうちに、


回りに心を閉ざしていたのだろう…


別れた時には、前みたいに明るい美優じゃなくなっていたのだ―――。
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