シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
計画、契約、料金の支払い、家具の準備、ナドナド…、


美優は一人で全部行った。


初めての貴重な経験に少しは成長した気がする。


けれども、家族にはやっぱり気持ちだけでも応援して貰いたい――。


そしたらもっと頑張れるのに…


そう思っていた。





――すると、


美優の頑張りと成長を認めてくれたのか、


母がだんだんと応援してくれるようになったのだ。



もう入居日が迫った休日、


母が日用品の買い物に着いて来てくれると言うので、


一緒に買い物に行く事になった――。



誰も応援してくれてない時は、


罪悪感ばかりだったけど、


その日の買い物はとても楽しく、心強かった。
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