シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
美優『……寒…い…。』


冷え症な私は、指先まで冷たくなって、


体が小刻みに震えていた。


秋人『…ちょっとだけ待ってて!』


そう言ってあきチャンは何処かに行き、いなくなってしまった…。


一人になると、余計に心に隙間が出来たようで寒くなってしまった。



――その時、


……ピタッ!!


美優『…ひゃっ。』


何か温かい物が美優のほっぺたに付いた…。


秋人『…ハイ!!お待たせ。』

あきチャンが、あったかい缶コーヒーを買って来てくれたのだ。


美優『あ、ありがとう…。』


秋人『寒そうにしてたからさ…!……じゃ、そろそろ帰ろうか。』


もっと夜景を見ていたい気もしたけど、


寒かったので、私達は帰る事にした―――。
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