シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
もしかして、あんまり愛されてない…!?


…ううん。


それは違う。


少し心配になった時もあったけど、


愛されてるか、愛されてないか、


そんなのは、


あきチャンの態度で分かっていた―――。


『好きな人がやりたい事は、何だって応援したい。』


と言うのだ―――。


あきチャンはホントに心が広い人だね…。






だけど・・・、


会社を辞めて、アメリカに『留学』する!


なんて言ったら、


うちの親は何て言うだろう…。





…だいたい想像がつく。


心配性の母は、


一人暮らしを反対した時のように、


『ダメ』の一点張りだろう・・・。


私は、またも親に話す事ができず、


時間だけが過ぎて言った―――。
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