シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
母は、夕方からパートに出掛けた…


母『じゃあ、お母さん行ってくるからね?大丈夫ね?』


美優『…う、うん。いってらっしゃい…。』



本当は行ってほしくない…。


何故だか子供の時のように、


母がいなくなるのがさみしかった―――。





――母がいなくなってから、


お腹の痛みは更に増していた・・・。


熱も出てきたようだったので、計ってみると、


39度2分―――。


久しぶりの高熱に、ギョッとした…。





母が帰って来るまで、


あまりのキツさと、


寂しさで、


涙が止まらなかった…。
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