シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
『美優まだホントはキツイんでしょう…?何もしてあげれなくてゴメンネ…。』


お姉ちゃんは、美優は笑ってたけど、


ホントはまだキツイということを分かってくれていた…。


『来てくれて嬉しいよ。ありがとう…。』


私は入院して弱っているせいか、いつもよりも素直になることができた。


もっと色々話したかったが、口がの中が乾燥して上手く喋れない・・・。


『喋りにくいんでしょ?もう何も言わなくていいからゆっくりしててイイヨ…。何か出来る事ある?』



私は体中痛いが、特にジンジンと重く痛む足を揉んでもらえるようにお願いした。


姉は快く引き受けてくれて、


私の足は心なしか楽になったような気がする…。


普段はケンカばかりしてるけど、


こんな状況になった時、


初めてお互いの大切さに気付かされるね・・・。
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