シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
母が戻って来て、


『みんな今から帰るけど、また明日来るからね。』


といって皆を率いて帰って行った。


短い時間だったけど、とても心が癒された。






――病院の消灯時間は早い。


午後10時には真っ暗になった…


病院に一人というのは、ホントに心細く寂しく退屈だ。


私は、枕もとのケータイを取り見てみると、


あきチャンからメールがきていた。


《どこが悪かったの?》

《入院て何処の病院?》


と、心配しているようだったので、


私は今の状況を簡単にメールすると、


以外な返事が返ってきたのだ…。


《さっき美優のお姉ちゃんと電話で話して事情きいたよ。

俺があの時怒ってでも病院いかせてればよかったよ…

まぢゴメン…。

もう今は安静にするのが1番だから俺にも連絡しなくていいからユックリ休んでね。

面会出来るようになったらすぐに駆け付けるから、頑張って治そうね。》
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