シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
私は、このメールを読んだ後、涙が止まらない…。


今までも、あきチャンの優しさは十分に分かっていたが、

そのメールの暖かい言葉にとても元気付けられたのだった。





それより、さっきお姉ちゃん達が来た時、あきチャンのケータイ番号を教えておいて正解だった。


うちの家族にきちんと彼氏を紹介したことはなかったが、


あきチャンの存在は皆が知っていて、


『あきチャン心配してるんじゃない?美優が何かあった時の為、番号教えてもらってたら状況説明しとくよ!』


と、さっきお見舞いに来た姉に言われたので、


あきチャンの番号を、姉に教えておいたのだ―――。


私の為に、わざわざ電話をしてくれるなんて、


ホントにイイ姉だなぁ〜としみじみ思った。


それからも、あきチャンから、


《そんなキツイ時、そばに居てあげれなくてゴメン…。》

《眠れない時は、俺がずっと相手になるよ。》


といった優しい言葉のメールが何回か届いた――。
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