シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
今日は、あきチャンがお見舞いに来てくれる事になっていた。
私はテレビを見ながらも、
仕切に廊下を気にして、
今か今かと待ち侘びた。
テレビの面白くない内容なんて、頭にも入ってこない―――。
……耳をすませていると、
チャランチャラン…
鍵と鍵が擦れる音、
そして男の人の大きな靴の音がだんだん近付き、
“あきチャンだ!”
と確信した―――。
次の瞬間、
『こんにちは〜!』
と、隣の佐藤さんにも挨拶しながら病室に入ってきた。
私は、昨日までのキツさを分かってもらおうと、
しかめっつらで会う気だったのに、
来てくれたのが嬉しくて、
またもや満面の笑顔で出迎えてしまったのだった…。
それからよくみると、
あきチャンの手には、とても綺麗で大きな花が抱えられていた。
私はテレビを見ながらも、
仕切に廊下を気にして、
今か今かと待ち侘びた。
テレビの面白くない内容なんて、頭にも入ってこない―――。
……耳をすませていると、
チャランチャラン…
鍵と鍵が擦れる音、
そして男の人の大きな靴の音がだんだん近付き、
“あきチャンだ!”
と確信した―――。
次の瞬間、
『こんにちは〜!』
と、隣の佐藤さんにも挨拶しながら病室に入ってきた。
私は、昨日までのキツさを分かってもらおうと、
しかめっつらで会う気だったのに、
来てくれたのが嬉しくて、
またもや満面の笑顔で出迎えてしまったのだった…。
それからよくみると、
あきチャンの手には、とても綺麗で大きな花が抱えられていた。