シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜
――それから何分かたって


翔が車で迎えに来た。


翔は社会人になったと同時に、白のランクルを買っていた。


そして、私は車に乗り込み、


無言のまま車は走り始めた。


(…何処に行くんだろう…。)


美優は不安でしかたない――。




しばらくすると、



小高い夜景の綺麗な丘についていた…。


しばらく無言が続いた…。





翔『…美優、この前はいきなり別れようなんて言ってゴメン…。』


美優『…うん…。』


私は静かに


話の続きを聞いた――。
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