シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜

――夜、会社も終わり


約束の時間に、勇三がまずマツモを一人を乗せて迎えに来た。


それから、志穂を皆で迎えに行くと、


まだ化粧が終わってないということだったので、


私達三人は、志穂の家の前に車を止め、


志穂の化粧待ちをしていた…



私は、もうちょっと後で翔の事聞こうと思っていた。


最初に、聞いてしまって、


もし聞きたくないような事実を知ってしまったら、


せっかくのドライブが


楽しめない気がしたからだ――。


でも、マツモも勇三も私が翔と別れた事を知っているので、


どこか、よそよそしく、


気まずい雰囲気だったので、


私はもう先に翔の事を聞いてしまうしかない…


そう思い、


マツモに尋ねた―――。
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