俺様王子のペット


でもこれで良い。

これでうちに喋りかけるやつなんか

おらんと思う。

と思った矢先・・・。

「なぁ、お前名前なんて言うんや?」

振り返ると、またチャラ男やった。

しかも今度はヤバい方のチャラ男。

後ろに女が何人もおった。

(うう・・・。まじで無理なタイプや。)

「なぁ、はよ応えーや。」

「そうそう。龍哉に名前聞かれてんねんでー?」

「龍哉~♥こんなやつほっといていこ?♥」

「龍哉~♥ちゅうしよー?♥」

女たちが口ぐちに言う。

すると龍哉ってやつが・・・

「うっさいなあ・・・。」

チュッ

「これでええかあ?ちょいみんなあっち行ってて」

そう言って、うちと2人きりにさせた。

「なあ、名前教えてや。」

「無理。お前なんかに教えたくない。」

「ハハハッ。お前おもろいな。俺のペットにしたるわ。」

はあ???いきなり何を言い出すのかと思ったら

ペットにしたるわ???

こいつ、本間に嫌いや・・・。

「結構です。あと、きもい!」

そう言い残して、うちは校舎に向かった。

これがうちと龍哉の出会いやった。


< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

初恋の相手は悪魔っ!?

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop