「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
家を出た瞬間、なんとも言えない冷たさが体を包む。
一応ワンピースの上に薄いニットを羽織ってはきたが、まだ足りなかったようだ。
そんなことを考えながら、とぼとぼと地面を見つめて歩く。
私の心は、今日の天気と同じようにモヤモヤとした曇り空。
冷たい空気で頭は冴えているのに、悶々とした気持ちが胸を支配する。
やだなー…。
今日の予定は一つだけ。
一週間前から手帳を埋めていた煩わしい予定。