「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
あー
一週間前に戻りたいよー…
そう頭の中で呟きながら、風でヒラヒラ揺れるワンピースをそっと押さえた。
ヒールがコンクリートにぶつかる音だけが静かなこの道にキンキンと響く。
道というか、住宅街に。
「この辺かな…。」
私の住んでいる駅から二駅電車に乗った所にある、某高級住宅街。
どこもかしこも、豪邸という言葉がぴったりの家が立ち並んでいる。
まぁ唯一の救いは、門から家が見えるってことかな…?