「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」


「ねぇ、こっち見てよ。」


壁にピッタリ背をつけながら、全力で下を見る私の上からそんな言葉が降ってくる。


ヤツと目を合わせたら終わりだ。
金縛りにあって、動けなくなる…!


「ねぇ、こっちみてよ。」


その言葉と共に、トンッと壁に着地するヤツ…もとい悪魔の手。


ちょうど顔の横に置かれたそれを妙に意識してしまって、さらにジッと床を見つめてしまう。



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