「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
ガリッ
私は死の危機を感じ、ヤツの唇を思いっきり噛んだ。
「ってぇ、」
やっと離れたヤツは、私を軽く睨み小さく舌打ちをした。
「っ!なんであんたがキレるのよ!」
「飼い犬に噛まれたから。」
「なっ!」
信じられない信じられない信じられない!
コイツ、私のことを何だと思ってんのよ!!
真顔でそう言うヤツに、カッと体中に熱が回る。
「俺、所有物は甘やかさないタイプなんだよね。」