「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
ドレスとティアラ
「これちょっと派手すぎない?」
「もうちょっと鎖骨が見える方が俺は好みだけどね。」
「っ…へ、変態!」
変態もとい櫻木悠希の言葉に、胸の前で両腕をクロスさせる。
「変態変態うるさいなー。結構傷ついてんだけど。」
…よく言うわ。
そんなニヤついた顔でそんなこと言われても、全然説得力ないから!
「まーそれはさて置き、
鏡見て見なよ。なかなか似合ってるから。」
ね、っと言って肩を掴まれ、グイッと鏡の方に体を向けられる。
「ちょ!…………わぁ…。」
鏡に映る自分を見て、思わず目を見開いた。
自分じゃ、ないみたい…。