「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
つい見入てしまうほど美しい
体のラインを綺麗に見せるように計算し尽くされたような、白いマーメードドレス。
その滑らかな生地は、パールと金色の刺繍で飾られ、まるでウエディングドレスのようだ。
髪の毛も丁寧にアップされ、まるでティアラのような髪飾りがつけられている。
「いかがですか、お姫様?」
「……す、ごい…。」
「そのドレス俺が選んだんだよ。センスいいでしょ?」
「うん…。」
櫻木悠希は、素直にうなづいたわたしが少し意外だったのか、一瞬動きを止めた。
しかし、すぐにいつものニヤニヤ顔を貼り付け、いきなり顔を近づけて来た。
「な、何?」