「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
幼い頃から優等生であることを親に強要されてきた俺は、女子と話すこともほとんどなく、教師に可愛がられることと成績をあげることしか考えてなかった。
そんなある日、いきなり彼女が俺に話しかけてきた。
いつもどこか余裕を持ったような完璧な笑顔を浮かべている彼女が、目を潤ませ泣きそうな顔をして俺に話しかけてきた。
俺は彼女が、というか女子自体が少し苦手だったし、めんどくさいことに巻き込まれるのが嫌だったから、健気にはなしかけてくる彼女をしばらく無視し続けた。
それでも彼女は何故か何度も何度も俺に話しかけて来た。
いつも何故か泣きそうな顔をしてて、俺はそれが気になった。
そんな彼女を見ているとなんだか切なくてモヤモヤした。
この時にはもう、俺は彼女に惹かれていたのかもしれない。