「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
嘘でしょ…。
こんな美人がこいつの…ーー。
いやいやいや…
「嘘だ〜。」
「こう見えて40超えてる。」
「チッ。」
そう言った櫻木悠希の言葉にも目が飛び出そうな程驚いたが、恐ろしいほどの負のオーラを放つお母様に更に驚いた。というか放たれる真っ黒なオーラに、もはや寒気がするレベルで怯えている私。
「ちょっとあんた産んであげた母親に向かってなんてこというのよ。」
「事実だろ。認めろよ現実を。」
掴みかかりそうな程危ない目を向けそう言うお母様に、飄々とそう答える櫻木悠希。
ーーまじか…。