「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」
「はぁー…
そろそろ行くか。」
私はだるい体にムチを打ち、ベッドから体を起こした。
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身だしなみを整えた後、大きな全身鏡の前に立つ。
そこに映る自分を見てため息が零れた。
せっかくお気に入りのシフォンワンピを来ているのに、クマを隠すために厚塗りしたファンデーションのせいで顔が浮いている。
……塗り壁みたい。
無意識に何度も重ね塗りしたせいで、恐ろしい顔になってしまったみたいだ。
今までの自分ではあり得ない失態。
一回化粧を落としてやり直したいけれど、時計を見るとそろそろ家を出ないといけない時間だった。
まぁ…いっか。