Second Secret
嫉妬してくれて嬉しいなんて思ったり、こんなこと言ってくれて可愛いなんて思ったり。

きっとそんな風に思ってるなんて言ったら怒るだろうし、もうこんなこと言ってくれなくなると思う。


だから絶対言わないけど、そんな先生も大好き。


仕事なんかこんな時間からしないくせに、パソコンに向かって私を見ないとしてるその姿も。

可愛いな、なんて思う。


その背中を眺めて、でも、だいぶ酔ってるせいか眠気に急に襲われて、瞼が重い。

ああ、化粧くらいは落としたいのに、着替えくらいはしたいのにって思って。


それでも体がちっとも動かない、頭も働かない。

先生が、そのまま寝んの?って私を見ずに言ったけど。

その言葉に返事もできずに、私は眠りに落ちた。
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