Second Secret
でもはっきり言って、行ってよかったと思うことなんか一つもない。
「いいです、たまにはこういうのも」
嘘、もう二度と行きたくない。
でもあまり先生に気を使わせたくなかったから。
申し訳ないと思ってほしくなかったから。
「帰って飲みなおすか」
「だめですよ、先生だいぶ飲んでましたから」
「お前が飲んでないだろ」
「私はいいんです。ていうかただ先生が飲みたいだけですよね」
「わかってんなら、ちょっとぐらい付き合えよ」
なんてわがままに、結局付き合ってあげた私。
飲んだら、ちょっとは嫌なことを忘れられると思ったから。
でも、そんなわけなくて。
今、先生の寝顔を見ながら『さゆちゃん』のことで頭がいっぱい。
「いいです、たまにはこういうのも」
嘘、もう二度と行きたくない。
でもあまり先生に気を使わせたくなかったから。
申し訳ないと思ってほしくなかったから。
「帰って飲みなおすか」
「だめですよ、先生だいぶ飲んでましたから」
「お前が飲んでないだろ」
「私はいいんです。ていうかただ先生が飲みたいだけですよね」
「わかってんなら、ちょっとぐらい付き合えよ」
なんてわがままに、結局付き合ってあげた私。
飲んだら、ちょっとは嫌なことを忘れられると思ったから。
でも、そんなわけなくて。
今、先生の寝顔を見ながら『さゆちゃん』のことで頭がいっぱい。