Second Secret
人ってどうして、こういつまでも嫌なことを忘れられないんだろう。

あれから3日経って、結局私は、とあるカフェにいる。


君はきっと連絡してくる、その言葉通り、私はその人に連絡したんだ。

先生に直接聞こうと何度も試みたけど。

何を言われるのかが怖くて、そしてそれを先生に言わせなければならないのが一番嫌で。


もしかしたら、先生の中で忘れたいことなのかもしれないし。

もしそうなら、私は喧嘩を売ってるようなもんだ。


「お待たせ」

すごく目立つ、この髪色。

金髪の中に、赤とか緑とかがちらほら混じってる。


周りの人がチラチラこっちを見てるけど、まあ私がそっちの立場だったら同じようにチラチラ見るんだろうな。
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