Second Secret

「先生には、私の気持ちなんてわからないですよ」

「は？何だそれ。お前が何の話をしてるのかわかんねえ」


そうだろうね、まさか私がさゆちゃんのことを、知ってるだなんて思いもしないだろうね。


でも、どうしたらいいのかわからない。

このままこの思いを抱えたままでいるのは嫌だけど。

先生に打ち明けて、先生の口からこの話を聞くのも嫌で。


結局、どうするのが正解で、どうするのが一番いいのか、私にはわからないんだ。


「もういいです...。今の、なかったことにしてください」

「お前っていつになったら学習できるわけ。嘘、つくなって言ってんだろ」


先生は、明らかに怒ってる声だったけど。

でも、すごくそれを抑えてる。